装甲を焦がす銃弾、硝煙の舞う戦場!
「鉄鬼」の世界へようこそ!
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21世紀、自然破壊が極度に達し、資源の枯渇により世界中で紛争が後を絶たず、大量殺戮兵器と核兵器の脅威により人類は、不安と恐怖に怯えていた。
世界各国の首脳陣はそれらの脅威を払拭すべく、人類の平和的な共存を主題とした「脅威拡散防止条約」を提唱した。同時にUN事務総長には、条約違反の監視役として建国された臨時国家を治める権限が与えられた。
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新たに建国されたその臨時国家は「DH-G」と名付けられた。「脅威拡散防止条約」に加入した国々は、自然環境破壊の阻止や国家間の紛争調停、核兵器保有国に対する視察の権限などを「DH-G」に委任し、同時に他国が有する軍事組織や核兵器などの脅威の解体を支援した。 平和と共存を強く主張する科学者や世界規模で活動する環境保護団体なども「DH-G」に活動拠点を移し、己の目的を実現すべく活動を始めた。
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その間、超大国「オーストロニカ(Austronica)」は友好関係にある国々や周辺国を説き伏せ、統合を果たし、「超大国経済軍事協力条約(AU)」を締結した。 その後、AUを締結した世界13カ国の核兵器保有国は、自国の核エネルギーと核兵器を解体し、「DH-G」を通じて宇宙に破棄した。 「脅威拡散防止条約」が計画通り順調に進んでいると思われた中、「AU」は自らの経済的優位を守るため「反AU」的な立場にいる国々を武力で侵略し、植民地化を始めた。それが引き金となり、AUに対抗する「先進国同盟条約(WAL)」が締結される。 WALが発動すると世界は2つの強大な勢力により分断された。そしていずれにも属さず経済力も軍事力も持たない国々は、AUの属国になるか戦火に巻き込まれていった。
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2021年1月、超大国「オーストロニカ(Austronica)」が友好関係にある国々や周辺国を属国として統合、「超大国経済軍事協力条約(AU)」を締結。 条約はAUの軍事力と資源の確保。属国となった11カ国は協力することを承認し、相互血盟国家であることを宣言した。
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2022年、世界は核エネルギーをすべて廃棄し、核の開発を放棄する「脅威拡散防止条約」を70カ国あまりが共同宣言した。AUを締結した世界13カ国の核兵器保有国も、自国の核エネルギーと核兵器を解体し、「DH-G」を通じて宇宙に破棄した。
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2027年6月、「脅威拡散防止条約」が計画通り進むと、AUでは首脳国家であるオーストロニカがAUの済的優位を守るため、「反AU」的な立場にいる国々を武力で侵略し、植民地化を開始。 結果的にDH-Gは、意図せずAUの軍事的威力を発揮するきっかけを与えたことになる。これに対しDH-Gは、戦争を終息させるにはAUに対抗できる軍事力を持つべきだという結論を下し、傘下にいる優秀な知識団体を動員して軍事力の増強と新兵器の開発に拍車をかける。
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2028年3月、オーストロニカを主としたAUに関わるすべての国家が脱退したことにより、全世界の平和維持を目的に結成された「UN」は有名無実な団体と化する。同年11月、UNは完全に解散し、歴史の表舞台から姿を消した。 これがきっかけでUN関係者やUNに賛同していた世界各国の才人たちは、続々とDH-Gに身を投じることとなる。
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2029年7月、ブロントニッシュ(Brontonish)を中心とする周辺国により先進国同盟条約(WAL)が締結される。 この同盟条約は軍事的・経済的協力体制を構築するための条約だが、実際はAUの軍事的脅威への対抗手段であり、40カ国余りの国が参加した。
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2031年、DH-Gはそれまで秘密裏に建設していた月の6番目採鉱基地「スペースアロナ」を正式に稼働し始めると同時に、WALからの完全なる独立を宣言した。「スペースアロナ」により経済的なバックボーンの成立を可能としたグルニティア(Grunitia)が歴史上に姿を現したのだ。 グルニティアの建国はAU、WALに次ぐ第3勢力の出現を意味し、大きな混乱を招いた。
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2032年、WALにとって大きな後ろ盾と思われていたDH-Gがグルニティアとして独立すると、AUはWALとの境にある数々の国に対して、独裁から解放するという大義名分をかざし侵略、属国化を強制する。占領された国々からは多くの資源が搾取された。
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2038年、グルニティアは軍事力拡大のため世界各国から集まった優秀な科学者たちに最新型の軍事兵器の研究と開発を行わせ、遂に「鉄鬼」と呼ばれる極秘プロジェクトが成功を収める。「スペースアロナ」から採鉱した金属元素を用い、より強固な合金の生成が可能になったのだ。 この合金を構成する新たな金属元素は、その発見者である科学者パーカーにより「FeZ」という元素記号が与えられた。 FeZは熱と外部からの衝撃に強い合金を生み出し、グルニティアはこの合金をもとに新型兵器の開発に取りかかる。 2042年、グルニティアの「72ムーン」軍事戦略基地には、この合金を用いて水素と油圧を利用した「アタックC(Attack C)」と呼ばれるエンジンが開発された。
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2045年には、それまでWALに属していたAU境界線付近のすべての国々がAUの属国になるか、国を失っていた。 明確な侵略行為はWALとAUの冷戦状態に変化を促してはいたが、AUを鎮圧できる軍事力がないWALは、全面戦争だけは回避するよう努めていた。 小規模の紛争は相次いで繰り返され 経済および外交的に不当な条約を押しつけられつつも、すべてを受け入れざるを得ない立場にいた。
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2047年、グルニティアは「鉄鬼」という合金を使用した、人類史上初となる3つのメカニック部隊を秘密裏に創設し、72メタルゴーストと名付けた。
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2051年3月2日午前9時、グルニティアにとって唯一の同盟国であるスウィゼンにて、AUとの国境付近にあるルインシティー(Luin City)が突然襲撃されるという事態が勃発する。 グルニティアは直ちに72メタルゴーストから1中隊とアーマードフォース(Armored Foreces)3中隊、グルニティア戦闘飛行団所属の第2航空宇宙戦闘旅団を投入した。 「3.2戦争」と呼ばれるこの武力衝突に参戦したAUの110機あまりの戦闘機と23中隊におよぶアーマードフォースは、グルニティアの72メタルゴースト1中隊と3つのアーマードフォース、そして8機の戦闘機とスウィゼンのアーマードフォース13中隊と23機の旧式戦闘機により、たった2日のうちに全滅寸前に追いやられ、退却を余儀なくされる。 思わぬところで辛酸を舐めたAUは、この戦争にオーストロニカは直接関与していないと言い逃れた上で休戦を提案し、裏で72メタルゴーストに関する調査を始めた。
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2052年、AUは3.2戦争における生存者たちから、グルニティアの72メタルゴーストに関する情報を聞き出した。全高5~7mほどのその機体は、強力な武器とすぐれた機動性を兼ね備えた、それまでにない新しい兵器であることが明らかになる。 AU連合は非公式首脳会談を開き、72メタルゴーストに対抗する兵器の開発を進めることに合意し、その開発に力を注ぐ。
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2054年、グルニティアの鉄鬼プロジェクトの中心的な存在にして72メタルゴースト中隊のエンジン部門のメカニックを担当していたポールライド博士は、ある日突然、自らの祖国であるオーストロニカへ開発の革新的技術と機体の設計図のコピーを持ち出し、亡命してしまう。 この亡命は、グルニティアの軍事的優位を脅かすと同時に、AUの開発力を強化する結となった。大きな力を得たAUは、グルニティアの72メタルゴーストに対抗しうる兵器の量産に突入した。
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2055年11月、AUは72メタルゴーストへの対抗手段としてブラックアサルト(Black Assult)と呼ばれる2中隊で構成された部隊を設立する。
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2056年、グルニティアが保有する強力な兵器のおかげで、一方的な侵略という図式を生み出していたAUとWALの関係は一時的に落ち着いているかのように見えた。しかし、AUのブラックアサルトの設立により、世界は再び緊張状態に陥った。 AUの莫大な資本力は、ブラックアサルトへ最新型兵器を大量に投入することを予告していた。これに対しグルニティアとWALは再び協力関係を結ぶことになる。 WALからの経済支援とグルニティアの開発力をもとに、72メタルゴーストの人員拡大と、それら人員の主要軍事施設への配置を合議した両首脳陣は、今後のAUの侵攻に対し共に力を合わせて対処することを約束した。 しかしWALは、AUの侵略行為を防ぐための参戦協約は締結しなかった。
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2058年、AUはこれまで焦点が当てられなかった第3世界を侵略し始める。これに対しグルニティアは、AUの軍事的侵略行為は第3国、ひいては世界の安全をも脅かすものであると判断し、WAL首脳部を説得、AUとの全面衝突へ突入することを決意する。それは、世界各国を巻き込んだ世界大戦への幕開けだった。
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